とりあえず使ってみる ESP-WROOM-02 (ESP8266)
今回の目標:ESP-WROOM-02でLチカをする
はじめに
これは初心者による初心者のための記事です。😄
そもそも、「ESP-WROOM-02」とは何ぞや?
それはWi-Fiモジュールになり、マイコンにもなるすっごいものですw
とりあえず持っといて損はないですね。
少し値段は上がりますが、より高機能の「ESP-WROOM-32」も出ています。
※今回はESP-WROOM-02(以下ESP)単体をマイコンとして使用します。
目次
使用部品・製品
- ESP-WROOM-02
- USB - TTLシリアルアダプター (シリアル通信&電源)
- 10KΩ抵抗
- 330Ω抵抗 (LED用)
- タクトスイッチ 2個
- 白色LED 1個
- ジャンパ線
回路作成
ESPに書き込む回路と実行する回路を作成します。2つもあると面倒くさいので今回は1つにまとめちゃいます。
以下のように配線し、シリアルアダプターを
- VCC => ブレッドボードの+
- GND => ブレッドボードのGND
- TXD => ESPのRXD
- RXD => ESPのTXD
のように繋いで下さい。
※今回はPCから電力を供給します。不安定な場合は、別の電源を用意して下さい。
ボタンAはリセットボタンです。ボタンBは、押している時だけIO0ピンがHIGHになります。
書き込み
Arduino IDEの設定
IDEを起動して [ファイル] > [環境設定] を開き、 [追加のボードマネージャのURL] に以下のURLを入力します。
http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
次に [ツール] > [ボード] > [ボードマネージャ] を開き、その中にある [esp8266] をインストールします。
インストールが完了したら [ツール] > [ボード] から [Generic ESP8266 Module] を選択し、以下のように設定して下さい。
- Upload Speed > 115200
- CPU Frequency > 160MHz
- Crystal Frequency > 26MHz
- Flash Size > 4M(3M SPIFFS)
- Flash Mode > QIO
- Flash Frequency > 80MHz
プログラムをESPに書き込む
以下のプログラムを入力し、保存・書き込みして下さい。
void setup() {
Serial.begin(115200);
pinMode(5, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(5, HIGH);
Serial.println("ON");
delay(500);
digitalWrite(5, LOW);
Serial.println("OFF");
delay(500);
}
うまくいくと以下のように表示されるはずです。
実行
[ツール] から [シリアルモニタ] を開き、右下を「CRおよびLF」「115200bps」に変えて下さい。
ボタンBを押しながら、ボタンAを押すと実行モードになり、書き込んだプログラムが実行されます。今回は「5番ピンのLEDが0.5秒ごとに光る」プログラムです。
※最初は必ず文字化けします。出力を見たい方は右下を「74880bps」に変えてみて下さい。
うまくいかないとき
- ESPがうまく接続されてない可能性があります。もう一度接続方法に間違いがないか確認してみてください。
- 電源の供給が不足している可能性があります。3.3V 500mA以上の電源を使用して下さい。
開発環境
- Windows10
- Arduino IDE 1.8.9
- esp8266 by ESP8266 Community 2.6.3
参考サイト